かつて福島県民として、下界から眺めていた磐梯山。
お気楽隊が予定していた山の天候が怪しくなってきたため、急遽前日に山行が決定されました。
磐梯山は私にとって初めてとなる百名山。
埼玉県某所に3:30集合で、一路磐梯山を目指します。
道の駅猪苗代でトイレ&一服タイム
背景にこれから登る磐梯山が見えます
今回のメンバーはやまみほ親方+ぺしぷしさん+ターボさんという、お気楽隊の3トップと私。
姉さん達に色々と山話を聞きながらの楽しい移動。
7:30くらいに八方台第二駐車場に到着しました。
八方台第2駐車時
7:35の時点でほぼ満車でした
カキドオシ
もう少し遅かったら
こがね平駐車場になっていたかも
八方台駐車場向かいの登山口から入山
やまみほ親方とぺしぷしさんは既に磐梯山には何度か登っていて、今回はこれまでの逆ルートを試してみることに。
中の湯〜お花畑〜弘法清水〜磐梯山山頂と進み、その後お花畑〜火口原〜銅沼〜中の湯と戻って来る周回ルートとなりました。
ターボ姉さんは、いつも私の前を歩いてくれるのだ
心強い大先輩の1人 とても優しい
そんなターボ姉さんが見つけてくれたギンリョウソウ!
最初は緩やかな登り
ブナ林が涼やかで、ひたすら美しい
憧れの木道や渡石を歩く
登山初心者の私にとって、見るもの全てが新鮮です
開けた場所に到着
中の湯という湯治場の跡地でした
硫黄の匂いが強く立ち込めてます
ぽこぽこと湧き出す温泉
手を入れてみると、とてもぬるかったので鉱泉なのかも
初めての山はワクワクが凄い!
段々急になる山道 必死でついていく!
ミツガシワの群生
転がる石は結構丸くて大きなものが混じる
光を良い感じで透かしてくれる葉と樹形
ブナ林は上品な感じがします
沢山咲いていたウツギ
初夏の磐梯山にはピンクや紫の花が多かった気がする
イワカガミとマイヅルソウ
サラサドウダン
お花畑経由で弘法清水へ向かいます
山道を降りると視界が開けた!
背後から親方が「この景色を見せたかったのよ」
と声を掛けてくれる
銅沼と桧原湖が見える!
溶岩の塊のような天狗岩
そして…何じゃこりゃ!
見たことないよ、こんな景色!
櫛ケ峰の圧倒的な山容
磐梯山登頂前の最高のひととき
お花畑には様々な花が咲き乱れていました
磐梯山の固有種 バンダイクワガタ
タニウツギ
ミヤマキンバイ
ウラジロヨウラク
ミヤマオダマキ
レンゲツツジ
ナナカマド
これもバンダイクワガタらしい
お花畑から望む磐梯山
夏の子供のごとく、草の間を進みます
弘法清水に到着 山小屋がある開けた場所
そういえば山小屋って初めてだ
磐梯山の四合目にあたり、5本の登山コースの合流点
ここでお昼休憩にしました
弘法清水の鐘をターボ姉さんと鳴らすのだった
帰りにも立ち寄ることにして弘法清水を出発
いざ山頂へ!
残念のがらガスで360°の絶景は拝めませんでしたが
無事登頂成功です!
三角点
こちらが本物の最高地点とのこと
磐梯明神を祀る祠
やまみほ親方 ターボ姉さん ぺしぷし姉さん
三すくみのようにピタリとはまる最強トリオ
弘法清水まで下山
週末お天気の百名山ということで、登山道もそれなりに混んでいました。
(これでも空いている方らしいのですが、奥武蔵低山でほぼ人とすれ違わないような山行の日々が中心の私にとって、山頂手前の人の往来には驚かされました)
有名な清水で顔を洗い、ナルゲンを満タンチャージ
冷たくて最高に美味しい 生き返りました!
お花畑まで戻り、裏磐梯方面を目指します
圧倒的な山容を見せる櫛ケ峰方面へ
人生でトップレベルの感動を覚えながら歩く
良い道すぎる!
山の右側には何度か釣りに訪れたことがある小野川湖、秋元湖が見えた
水が流れる音がしていたが…
ここにも水が汲める場所があった!
エゾイワハタザオ
ミネヤナギ
アズマギク
ハクサンチドリ
とにかく気が回る、ぺしぷし姉さん
身のこなしがカッコいいのだ
そして優しい
マツバシモツケ
小磐梯山の爆裂火口の跡
噴火壁を見下ろす
肉眼で見ると複雑な色が散りばめられている
小磐梯山崩壊の際の岩屑なだれのおかげで
深い渓谷が埋め立てられ、湖沼群が形成された
櫛ケ峰が近づく感動の中、不安が渦巻く…
この時私は櫛ケ峰に登るとものと勘違いしていたのだ
やまみほ親方は、皆んなを包み込む海のような人
器がでかく、やはり優しい
櫛ケ峰は現在登山禁止 銅沼を目指し高原を下る
ホッと胸を撫で下ろす私であった
河童が踊っているような雰囲気で山道を下って行く
ターボ姉さん
この下り、結構きつかった!
この手すりが現れたら、下りも残りわずか?
植生が変わり、大きなシダが姿を現した
セイヨウフキ?
タチスボスミレ?
火口原に降りて来た!
1888年に起きた大噴火の跡。
目の前に広がる景色が、あまりにも凄まじ過ぎて現実感がないほど…
櫛ケ峰の山肌や噴火壁の複雑な色彩は生涯忘れられないことと思います。
ピンクテープの代わりに目玉のようなマーキングが
所々にあります
よく晴れていたせいか高山としてはかなり気温が高く、25°程度は普通にある状況。
火口原など木の生えていない所は28°くらいまで到達していました。
湿度も高かったので終始滝汗が。
最終的に3ℓくらいは水分を取ったと思います。
弘法清水で給水出来なかったら、中々大変なことになってたかも…
森を抜け裏磐梯スキー場のてっぺんに!
美しい登りだが…
残る体力は僅かなのだった
娘が勧めてくれていた銅沼(あかぬま)到着!!
映り込みが美しく、夢の世界にいるようだった
この道中、体力が落ちた辺りに絶景が出て来て
その度に気力がチャージされていた気がします
ここから登り返しが…
ベニバナイチヤクソウ
小さな沢で癒される
何とか降りて来れました…
今回の登山は私にとって物凄く鮮烈な体験となりました。
櫛ケ峰の山肌や噴火壁の複雑な色彩は生涯忘れられないことと思います。
弘法清水〜噴火壁上面に至る高原的な開けた空間は、沢山の美しい花々と下界の眺望に囲まれていて、時間が許すことならずーっと見ていたい程でした。
娘が感動して勧めてくれた銅沼(あかぬまと読む)の幻想的な風景も、また忘れられません。
皆体力を使い果たすほど過酷な山行ではありましたが、あの景色を見るためなら何度でも訪れたくなる気持ちが、分かりました。
今回のお試し逆ルートはというと…
一同失敗という結論に達しました。
今回初めて体験したのですが、山頂付近の登山道は幅が狭く、すれ違う方を待ったり、待ってくれている方のために早く登ったり、というやり取りが続くと、自分が望まないペースで歩くケースが連続してしまい、著しく体力を消耗してしまいます。
そんな山行の後半にガレ場の急な下りがあったり、最後の最後に1時間に及ぶ登り返しがあったりするのは、やはりキツかった!
気温が下がる秋、裏磐梯スキー場から登る王道ルートで再訪しようと硬く誓うお気楽隊なのでした。
今回の山行で印象に残ったもう1つは、登山者に温かい方が多かった点。
すれ違う度に温かい言葉をかけて下さったり、植物の名前を教えて下さった方もいらっしゃいました。
私同様、息を切らしながら必死に歩き続ける方も沢山いらしたので、何だか沢山の仲間を見つけたようで嬉しかった!
5時を過ぎて、全然車が居なくなった駐車場
帰り道、磐梯山を眺める
あれに登った私たち…頑張ったわ〜
磐梯山、ピストンでお手軽に登る方も多いようですが、裏磐梯と噴火壁の絶景は是非体験していただきたいなと感じました。
締めとなりますが、磐梯山が宝の山と言われる所以は1888年の噴火で裏磐梯側に崩れ去った際に、深い渓谷を埋め、現在の美しい湖沼群や高原を作り出したこと、そして、かつて天明の飢饉の際に、磐梯山周辺の笹に花が咲き、その実をすりつぶして飢えをしのいだという歴史があるためとのことです。
そんなに遠くない過去に起きた大規模な火山活動のおかげで、あれだけの景色が生まれたとは…
次は秋に王道ルートで戻って来ます!
ありがと〜磐梯山、そしてお気楽隊