高麗・飯能の7月は暑かった…
これからの時期は、やはり低山は厳しそう…
ということで、標高1200m以上の近場山を物色。
更に今回は湿原を絡めたいと考えた。
第一候補は沼田市の玉原湿原と周辺散策。
第二候補は赤城にある覚満淵と、まだ登っていない黒檜山と地蔵岳を巡るコース。
天気予報の結果は大体同じだったので、今回は湿原として良く知られている玉原に決定。
7:20くらいに駐車場がある玉原湿原センターハウスに着くと、何とその瞬間から雨が降り始める。
予想では降らないはず、とアプリを見るとしれっと雨に変わっていた…。
低山では急に天候が変わる事などほぼ無いので、これが山の天気なのかと改めて実感する。
結構降っているのですぐには決断が出来ず、先々の天気を知りたくてアプリをいじるが、圏外の表示。
赤城に戻るか、このまま行くか…
一度携帯が繋がる所まで下り、予報をチェック。
赤城は降っていないっぽいが…
雨雲レーダーによると玉原の雨は10:00には止むらしい。
おそらく鹿俣山頂あたりで雨が止むので、その先は快適に歩けるだろうと玉原に決断。
レインウェアを着込んで8:23にスタートとなった。
(ここまでドキュメント風)
玉原湿原センターハウスに駐車
センターハウスはこの日閉まったままでした
今回のコース、まずは一番大変そうな鹿俣山に登り、その後ゲレンデを下りぶな平へ、体力が少し戻ったところで尼ヶ禿山に登り、最後に目玉の玉原湿原をゆったりと歩くという計画。
鹿俣山までの道はとても快適で、ゲレンデや沢、キャンプ場を横切ったりと、変化に富んでいてとても楽しいです!
ここから山道に入ります
確かに様々な鳥の声がしていました
木道を通ってブナの森へ
いきなり現れたクリンソウ!
雨の日は森の気配が一層濃密に感じられて良いです
しばらく沢沿いを歩きます
やがてたんばらスキーパークにぶつかるので…
トンネルを通って横断します
ちゃんとハイカーの事も考えてくれていて感心
ヨツバヒヨドリ
たんばらスキーパークに沢山咲いていました
こういう楽しげなロケーションが沢山ありました
再びゲレンデに出る 今回は横切って山道へ
たんばらスキーパークは、この時期ラベンダーパークとして営業中 お客さんが沢山歩いていました
今日1番嬉しかったのがピンクリボンの充実度
お陰で迷う事はありませんでした
ピンクリボンのところは
ワイヤーが外れるようになってます
ここから出て、道の反対側へ
舗装路の向かい側に入っていきます
キャンプ場が出現 トイレは施錠されていて使用不可
キャンプ場の敷地の先から鹿俣山方面へ向かいます
玉原高原のブナ林は日本海型との事
ピンクリボンだけで無く 表示も要所要所に完備
サワハコベ
今回のコースは全般的にブナと笹の組み合わせでした
緩やかな登りが終わるとゲレンデに出ます
まだ雨が降っていて、遠くの景色は霞みがち
またもや突っ切って山道へ
鹿俣山の山頂付近は、それなりに登りも急になり、道幅も狭くなりますが危険な所は特になし。
鹿俣山の山頂が近づくと、道幅が狭い所が出てきます
ここから右へ 鹿俣山最後の登り
10:13 鹿俣山山頂 遠くの景色は霞みがちながら…
雨雲レーダーの予想通り、遂に雨が止みました!
ここでレインウェアの上は脱ぎました。
最後の分岐まで戻る途中
身を屈めないと抜けられない場所は多数あり
(特に山頂付近)
尼ヶ禿山を目指して玉原湿原方面へ
尼ヶ禿山にかけての下りは、道幅も広く快適
何気にすごい有様のブナ
鹿俣山を降りると、リフト頂上の開けた場所に出るので、景色も気分も一気に開ける感じでイイ!
一面芝のゲレンデをしばらく下るシチュエーションも最高です。
雨も止み、山並みやダム湖が見えてくる
風も少し吹いていて爽やか
しばらくは下りを満喫するのだ
ゲレンデを下り、右奥の森に入っていくルート
磐梯山以来、ゲレンデを歩いてみたかった!
広ーい草原を歩くのは気持ち良いものです
ゲレンデを下りぶな平へと至る山道は、ブナに囲まれた爽やかな空間で、ぶな地蔵様をはじめ見どころも沢山あり。
マルバフユイチゴ
ぶな平は快適空間だった
その先、ぶな平から尼ヶ禿山へは、ゆっくりと登って行く感じで歩きやすかったです。
レインウェア山行での体力の消耗を考えると、ありがたい展開でした。
玉原ぶな平のシナノキ
ブナ地蔵様
ヤノウエノアカゴケ
長沢の三角点
今回のコースは所々舗装路を跨ぐが
ストレスは全然無かった
ブタナ
サギゴケ
突き当たりには閉鎖された隧道が
分岐を左へ
分岐を左へ 小さな沢が沢山流れている
ツルアリドオシ
遂に青空に!
山頂手前 進むとすぐに左側の視界が開ける
凄い絶景だと思われるが、見ないようにして進む
素晴らしい絶景が広がる尼ヶ禿山(あまがはげやま)山頂
山頂直下の山が崩れて禿げたように見えることから名付けられたらしい
すっかり晴れた事もありますが、予想に反して鹿俣山より尼ヶ禿山の方が山頂からの景色は断然良く、高所恐怖症の私でも思わず見入ってしまう程の絶景でした。
ここで満を持してレインウェアのパンツとゲイターを脱いで身軽な状態に。一気に快適になりました。
好きなおかずは残しておくタイプの私。
最後は待望の玉原湿原に向かいます。
ブナの森歩きが快適だったので、最後舗装路に出た時は名残惜しいものがありましたが…。
この山域にはギンリョウソウが沢山ありました
急に開けた景色
奥に見えるのは東京大学国際セミナーハウス
開けた場所に未練を残しつつ
玉原湿原を目指して森に入る
踏み跡が分かりにくいが、ピンクリボンのおかげで
迷う事なく歩けます
素敵なブナの森とお別れ ここからは舗装路
玉原湖
道路挟んで反対側 魚の波紋が沢山確認できた
ヒオウギアヤメが群生していた
玉原自然環境センター 閉まっていた
自然環境センターの向かい側に玉原湿原の入り口
玉原湿原は小尾瀬とも呼ばれる群馬を代表する湿原の一つ。
木道がぐるっと一周していて、30分程で回ってこれます。
ここまでのブナの森は、時期的なものもあるかと思われますが植物は少な目。
苔やギンリョウソウが目立つくらいでしたが、湿原内には様々な珍しく植物や生き物の姿を確認することができました。
湿原を渡る風も爽やかで、ずっと歩いていたい気持ちになります。(いつか尾瀬にも行きたいなぁ)
ヒオウギアヤメのアップ 凄い形です
湿原で特に目立っていたのがオゼタイゲキ
よく見ると不思議な作り
ず〜っと憧れていた湿原の木道歩き
これがワタスゲなのね
所々に説明パネルがあるウッドデッキがある
湿原の周りをぐるっと回ります
湿原を控えめに彩るキンコウカ
ツルアジサイ?
湿原を出ると、ゴールのセンターハウスまでは舗装路となります。
ぶなのわきみず
湿原を出てセンターハウスに戻る途中にある
冷たくて最高に美味しかった!
気温は雨の時は20°前後、雨が上がってからは25°程度と至って快適でしたが、レインウェアを着た状態だとミレーのティフォン50000であっても湿気がこもって体力が地味に奪われました。
しかしながら終始楽しいと思える山行でした。
体力や精神的な事を考えると、今回のコースの組み立ては過去一に完成度が高かった気がする!
(逆回りだと辛かったと思う)
様々な季節で楽しめそうな、おすすめのコース。
私も秋に再訪する気満々です。
雨からスタートでしたが、こんな風に自分で決断し行動出来るようになったのはお気楽隊から学んだところが大きいです。
あーでも無い、こーでも無いと直前まで天気予報とにらめっこしながらのコース選び。
現場での臨機応変な決断。
これもまた山歩きの楽しみなのだと実感しました。
車で沼田市内に戻る途中にある強清水の滝