とうのブログ

おじさんの広く浅い趣味と日常

紅葉の谷川岳麓を歩く

とう

お気楽メンバー5人で谷川岳に行って参りました。

今回は山頂は目指さず、麓を散策し紅葉を楽しむという趣向です。


みなかみの街を過ぎ山に近づくにつれて、空には厚い雲が垂れ込め雨もぱらついてくる始末…

山道には折れた木の枝や枯れ葉が散乱していて、直近までの天候の悪さが伺えます。


途中見かけた石造りの第一湯檜曽川橋梁



"谷川岳インフォメーションセンター駐車場"に到着した時点では、雨足こそ弱いものの、大変強い風が吹いていたため、車内で暫く前様子を見ることに。

幸いにも雨は時間と共に弱まってくれたため、8:08に行動を開始しました。


雨が止んだタイミングで出発 気温は10°


麓の方も紅葉が始まっています



先ずは駐車場からすぐの所にある"湯吹の滝"とも言われる土合砂防堰堤を鑑賞。

アーチ式の堰堤で、谷川岳をバックに水が落ちる様は非常に美しく、一同早くも感動してしまいます。



その後湯檜曽川の河原まで降り、川に沿って幽ノ沢方面まで緩やかにのぼりながら、一ノ倉沢〜マチガ沢と巡りながら戻って来る予定でした…



しかし川の水量が予想以上に多く、先々渡れなくなりそうだと判断し、一度目の渡渉を行った後にこのルートを断念。



一度駐車場まで戻り、幽ノ沢先にある"ブナのしずく"までを往復する、ピストンルートに切り替えました。




谷川岳ロープウェイが見えてきた

しかしロープウェイには乗らず、一ノ倉沢を目指し歩く



道は一ノ倉沢までは舗装路なのですが、何しろ山・紅葉・沢と絶景のオンパレード!

舗装路の味気なさは感じることは有りませんでした。

(一ノ倉沢までは電動バスも運行されています)


道は舗装されているが、味気なさが全く感じられないほどに景色が美しい



過酷なルートの入り口 西黒尾根登山口 

もちろん素通りしました!


道に色とりどりの落ち葉が広がっていてとても綺麗


スタート時の天候で二の足を踏んでいた方々が大半だったようで、往路はほぼ貸し切り状態。

大変贅沢な時間を過ごすことができました。


恥ずかしながら谷川岳については当初"命知らずのクライマーが挑む上級者むけの難所"くらいのイメージしか持っていませんでした…

しかし、バスやロープウェイの利用により、広い層に渡って麓や山頂を手軽に楽しめる素敵な場所だったのですね!


美し過ぎる紅葉した山肌を水が流れ落ちている

谷川の山々にはいく筋も見受けられた


レリーフが施された表示板

一ノ倉沢まで道程が丁寧に案内されている



マチガ沢に到着 谷川岳山頂はガスで隠れがち




背の高いブナの森は開放的で美しい

時々雲の間に青い空が見えることも


不思議な冷気!

興味深々ながら、風が強くて実感できず…


一ノ倉沢に到着

手前は電動バスの停留所(トイレも有ります)


数々のクライマー達が挑む岩山群


一ノ倉沢から望む山々の景色は圧巻の一言

まだ少しだけ雪渓も残っている


山頂付近がガスがかっていることも手伝い、物凄い迫力が感じられました。


先にあるブナのしずくを目指します


幽ノ沢到着 更に先へ進む




親方美保さんが「甘くて最高に美味い!」と絶賛する"ブナのしずく"に到着。

しかし大雨の影響で"しずく"は雨水が激しく流れ落ちる滝へと変貌。

諦めてスタート地点へと引き返す一同なのでした…


ブナのしずくから来た道を戻って来た



ピストンではあるが、帰路の景色はまた違って見える




この日貴重な青空が覗く


電動バスとすれ違う グリーンとオレンジの2種あり



インフォメーションセンターに無事帰投


今回は軽装でも充分こなせるルートですが、かなり気温が下がって来ていますので、服装の選択には注意が必要です。

また、みなかみ町には熊の出没情報が相次いでいるとのことなので、いらっしゃる方は充分にご注意されてください。


谷川岳インフォメーションセンター駐車場は利用料金200円とリーズナブルでおすすめです。


帰りにちょっとだけ立ち寄った土合駅(別名もぐら駅)



ノスタルジーを感じさせる空間


現在は無人駅となった土合駅

改札を利用したカフェがある!



次回は山頂も歩きたいし、時間の都合で少ししか見られなかった土合駅もじっくり見たい。

来年また必ず来よう!


そういえば、もうすぐ山歩きを始めて1年。

山のおかげで濃密な日々を送ることが出来ました。


当初は高所恐怖症も手伝い、歩く事が目的で山頂からの景色にはさほど興味がありませんでした。


しかし、山の先輩達に導かれて遠くの山の様々な景色を目にするたび、自分の中にあるスケールが広がっていく感覚を覚えました。

(花やご当地名物にも興味が湧いてきたし)


人生のこの時期に山に出会えた幸運に感謝!


初秋の大菩薩嶺を歩く

とう

今回は完全に秋の装いとなった大菩薩嶺を、お気楽隊のメンバーと共に満喫して参りました。


先週は天候のせいで山を歩けていなかったので、前日はワクワクしすぎて余り寝られませんでした。

56にもなって、私は何をしているのでしょう…。


上日川峠第二駐車場に車を停め、6:45の歩き出しとなりました。

当初は介山荘まで行って下りてくる王道コースの予定でしたが、その先に素敵なコルがあるということで、結局石丸峠まで足を延ばすことに。


6:30くらいの上日川峠第二駐車場

曇りということもあり、まだ数台空きがありました


ロッヂ長兵衛脇の登山口から入山


最初の山道はこんな感じ

平坦箇所も挟むのでサクサク登れます


気温は大体18〜20度と思っていたより暖かく、それなりにアップダウンもあるので終始半袖Tシャツで乗り切れました。(というより、いつもの滝汗状態…)


大菩薩嶺にはキノコが沢山!


蔦の紅葉が美しい


登ってすぐに開けた場所が


福ちゃん荘到着



木々の間にのぞく幻想的な風景


笹+ダケカンバ等の良くあるロケーションですが

時折素晴らしい眺望がのぞきます!


まだガスが多い状態


でも薄っすら富士山が見えて来ました


大菩薩嶺、紅葉開始


真っ赤に染まるナナカマド


雷岩に到着


ガスがかった下界を見下ろすお気楽隊



何とガスが晴れて来ました


素晴らしい景色が!


天候は薄曇りに時折太陽がのぞく感じで、結構ガスが出ていましたが、福ちゃん荘を過ぎて雷岩に着いたあたりで薄くなり、冨士山は勿論、南アルプスの山々や街の様子までクッキリと見渡せる状態に。


薄曇りのせいなのか、若干青みがかった風景は驚くほどに美しく一同大感動。

まだまだ山の経験が薄い私ではありますが、間違いなく最も心に残る眺望となりました。


大菩薩嶺の頂上を目指す途中、鹿がお出迎え


大菩薩嶺の山頂到着


浮世絵を見ているような風景です


甲府盆地もクッキリし始めた


お茶タイムに大阪名物 花ラング



ドキドキしながら岩に登ってみる

断崖絶壁ではないので、頑張ればいけます!



標高2000m地点


笹原の緑は淡く美しい


ノコンギク


北辰妙見大菩薩とある


妙見ノ頭に到着



ケルンに隠れるお気楽隊


介山荘を目指して下って行きます


さいの河原到着


さいの河原には避難所あり


いつも咲いてくれているリンドウ



小説 大菩薩峠 の作者、中里介山の碑


大菩薩峠の立派な山表

山道は空いてましたが、ここは混んでます


登山客で賑わう介山荘


ここで下山せず、先に進むことに

山道は樹林帯に


バイカオウレンに似た花 でも季節が違う


なだらかな巻道が大好き


途中登り口があります


熊沢山に到着 皆んな熊になり切ってみる


目的のコルを歩く至福の一時


今回はここから下って行きます


また少しガスが戻って来ました





何度か沢を渡ります


もうすぐスタート地点の駐車場

熊に注意しながら歩く


コース全体に危険を覚えるような箇所は無く、駐車場、福ちゃん荘、介山荘とトイレも充実。

各山荘では食料やグッズも調達できるという、至れり尽せりのお山でしたが、やはり一番に推したいのは尾根歩きの楽しさと山を囲む素晴らしい眺望です。

(熊沢山からは秩父の山々まで拝むことができます)


紅葉は始まったばかりという感じでしたが、笹に覆われた山腹は柔らかい緑に覆われていて、正に菩薩様のような優しい印象でした。

今週末〜来週末あたりにはどんどん紅葉も進み、美しい色彩の移り変わりを楽しめることと思います。


大菩薩嶺は私が山歩きを始めた頃から娘が勧めてくれていた山だったので、思い入れも手伝い非常に感動的な山行となりました。




月山 地上の天国

とう

弥陀ヶ原湿原から山頂を目指すコースを歩きたいと、8月10日に月山八合目駐車場まで行ったのですが、雨が止む気配がなかったため断念。

東北遠征の帰りに、天気が良さそうならもう一度チャレンジしようと…。


そして8月14日、今回はスッキリ晴れてくれたので満を持して登って参りました!


八合目までの車道は狭くて距離も結構あり、帰りにバスとすれ違う可能性を考えるとブルーな気持ちを抱えての山歩きとなってしまいそう。

よって亜弥陀ヶ原湿原は断念し、リフト上駅から山頂までの周回コースとしました。


色々あって8:30過ぎくらいに姥沢駐車場に到着

協力金は1000円


リフト下駅まで10分ちょっと歩きます

気温28°、湿度は54%程度


月山ペアリフト 往復で1600円 運行開始は8:00から


トイレは姥沢駐車場前とリフト下駅にあります



リフトに乗るのは小学校のスキー以来でしょうか。

ヨツバヒヨドリが群生している斜面を登っていくと、花の周りをアサギマダラ達が優雅に飛んでいて、開けた視界の先には出羽の山々が。

さながら地上の天国というような景色です。


15分程で上駅に到着


リフト上駅から石畳を登ります


少し登った所


モミジカラマツ



体力があるうちに大変そうな方をこなしてしまおうという作戦から、今回は先に姥ケ岳を回り、戻りは牛首の木道をまったりと歩いてくる時計回りルートを選択しました。


木道からの歩き出し



秋田駒ケ岳の時とは違い天候に恵まれていたため、360°広がる美しい風景を堪能しながら姥ケ岳を目指します。


ヨツバシオガマ


イワイチョウ


 

イワカガミ


何しろ植物の種類が豊富で魅力的なロケーションに溢れた山道なので、ちょっと歩いては立ち止まる感じ。

おかげで疲れることなく歩き続けることができました。

(休めるスペースも沢山あります)




チングルマ! かわいい😍


至る所に群生していました





ミヤマリンドウ


キンコウカ


イワショウブ


シラネニンジン


ウメバチソウ


姥ケ岳登頂!



姥ケ岳の辺りは気温24°、湿度は50%程度と快適。

湯殿山分岐、紫灯森を経て月山方面へ。





シロバナトウウチソウ




トモエシオガマ


 





ハクサンフウロ


ウサギギク



ニッコウキスゲの群生


シロバナクモマニガナ


マルバシモツケ


緑に映えて美しい


いくつか雪渓がありました



ヤマブキショウマ?



月山への登りは岩がちの急登で中々のものでしたが、足場をしっかり選べば危険なところはありません。

近くを歩いていたお姉さんと励まし合いながら、無事に登り切ることができました。


そういえば出羽三山神社、秋田駒ケ岳、そして月山と、私よりずっと若いお姉さんたちが気さくに声を掛けてくださいました。

おかげさまで今回の山歩きの豊かさが増しましたよ!

どうもありがとうございました。


ヤマハハコ


娘が大好きらしい


もうすぐ急登も終わる


ミヤマダイモンジソウ


ミヤマアキノキリンソウ


延命地蔵尊




高度が上がるにつれてガスが立ち込めて来て視界はほとんど無い状況になりましたが、それはそれで神秘的な雰囲気が増して良いものだったと感じました。


芭蕉の句碑 雲の嶺いくつ崩れて月の山



ハクサンシャジン



ハクサンイチゲ






月山神社本宮 内部は撮影禁止です




月山神社はお祓いの後、依代のような人型の紙に自分の悪い要素を移し清めてから参拝する流れ。

独特な雰囲気で面白かったです。

お祓いに500円払いますが、協力金のような感じでトイレを始めとする施設の整備費に回されるようです。


山頂には池があります



山頂は開けていて皆さん休憩していました


月山頂上小屋 個人経営小屋ですと



下山はかなりスムーズ。

どんどんガスが晴れて来て、再び周囲の大パノラマが広がって来る様には胸が踊りました。



分岐から牛首コースに回り、緩やかな下りになっている木道を歩きます。

雪渓が近づき、そこから流れてくる水が沢を形成し、涼しげな水音が。

時折風が吹いて草花が揺れています。

ずーっと留まっていたい場所でした。



雪渓から流れ出る冷たーい沢



木道の老朽化が目立った

木道の設置は莫大なお金がかかるらしい


ナンブタカネアザミ




最後に少しだけ登りがあってリフト上駅に到着です


リフトは降りる時の方がスリルがあると思う


リフトの直下はヨツバヒヨドリの大群生

綺麗な蝶が沢山飛んでました



月山は私の中にある"素敵な山"そのもの。

何度でも訪れたい気持ちが残りました。


危険な箇所、しんどくて心が折れそうになる箇所は全くありませんが、それでいて豊かで広大な山の要素を堪能することができる山。

ビビリ、メタボのお仲間にも是非おすすめしたい山。

珍しく次回は誰かと一緒に登りたい気持ちになりました。