雨の秋田駒ケ岳
8月11日。
天気予報は限りなくグレーでしたが後半になるにつれ天気は回復傾向ということだったので、取り敢えず秋田駒ケ岳の八合目まで行ってみて、そこで判断しようということにしました。
せっかく来たし、山の日だし。
アルパこまくさで始発(6:01)のバスに乗車。
駐車場には何台も車が停まっていましたが、バスに乗ったのは同年代位のおじさん2人…
皆様子見という感じなのでしょう。
八合目到着時も結構な雨、というか土砂降り。
山小屋の中でおじさん3人でわちゃわちゃと1時間ほど過ごし、かなり小降りになった状態で登山開始です。
今回は片倉岳〜男女岳〜男岳へと進み、そこから下って馬場の小路(通称ムーミン谷)へ。
その後は大焼砂〜横岳へと登り八合目まで戻ってくるコースとなります。
植生を守るため、入山前に靴底を洗う場所
ここから山に入ります
ある程度登るまでは笹に囲まれた登りが続きます。
雨とガスで眺望は無く、道も水が川のようにざんざん流れていますが、初っ端から様々な植物が姿を見せてくれたのでさほど苦になりません。
ノリウツギ
ミヤマトウキ
オニアザミ
アカモノ
火山らしい雰囲気が漂っています
先ずは阿弥陀池へ
山道が流れる水で川のようなっていました
ヒヨドリバナ
これもヒヨドリバナ
ノコンギク
これもノコンギク?
片倉岳はガスで眺望ゼロ。
この辺りから、少し雨が小降りになりました。
ハクサンボウフウ?
シロバナハクサンシャジン
ヤマハハコ
笹の隙間を歩いて行く感じ
ようやく視界が開ける
奥に見えるのは秋田最高峰の男女岳(おなめだけ)
やがて木道が始まり、阿弥陀池へ。
ガスは薄くなったり、元に戻ったりの繰り返し。
確かに晴れていれば辺りは絶景なのでしょうが、ガスに包まれ寂寥感が漂う景色というのも嫌いではありません。
ここで雨が一度止む
長い木道の先に阿弥陀池と避難小屋が見えてきたあたりの風景は深く心に刻みつけられました。
シロバナトウウチソウ
天気の影響か、ワイエスの絵のよう
立派な阿弥陀池避難小屋 トイレもあります
避難小屋をぐるっと見学した後は、すぐ横にある男女岳(おなめだけ)へ。
このあたりから後発で登ってきた方々が少しずつ増えてきます。
秋田駒ケ岳の山道は、全体的に黒くてサクサクした
火山礫が混じっているので、とても滑りやすい
ちょっと巨大な円墳にも見える
ヒヨドリバナ
男女岳山頂到着!
男女岳も山々の眺望はほぼゼロでしたが、見下ろした阿弥陀池周辺の景色はとても素敵でした。
次は阿弥陀池入り口の方まで戻り男岳へ。
大きい岩が転がる中々の急登です。
再び周回はガスに包まれる
何とか尾根に出ましたが、これまでに経験したことがない、とんがってる山の先をっぽを歩いているような感覚を覚えます。
恐らく左右共にかなり切り立っているのでしょうが、幸い更に厚さを増したガスにより、眺望はゼロ!
私にとっては良かったのかも。
ミヤマホツツジ
男岳山頂に無事到着!
しかし、そこからの下りが、今回一番大変でした。
ムーミン谷は秋田駒ケ岳の火口原なので、斜面にも平面にも大きな岩がゴロゴロ転がっています。
しかしながら道を囲む植物の丈が余裕で1m以上ある為、足元が余り見えない。
よって、足を運ぶのに大変気をつかなくてはなりません。
かなり慎重に歩いたつもりですが、それでも何回かコケそうになりました。
ミヤマキンポウゲ
エゾツツジ?
オニシモツケ?
ムーミン谷到着!
しかし周囲は全く見えず…
シロバナトウウチソウ
イワオトギリ
ミヤマリンドウ
ミヤマアキノキリンソウ
コバギボウシ?
ようやく木道ゾーンに辿り着きましたが、ガスのおかげで特徴的な地形も余り見えない状況。
ヤマブキショウマ
かたがり泉水の辺りで雨が完全に止み青空が…
ガスも少し晴れて来たため、何と諦めていたムーミン谷が全貌を現してくれました!
思わず近くにいたお姉さんたちと喜びを分かち合い、これまでの苦労について語り合いながら、しばらく一緒に歩かせていただきました。
*実は秋田駒ケ岳に於ける熊の出現が一番多いのが、このムーミン谷から大焼砂に至るエリアらしく、3人で話しながら通過というのはGOODな行いだったと思います。
ミヤマカラマツ
ギボウシ?
エゾシオガマ
気さくなお姉さん2人 お話できて嬉しかった!
大焼砂を目指して再び登ります
一見穏やかな山容ながら、火山灰でずるずると滑る大焼砂の斜面は地味にキツい。
大学時代の海での夏合宿を思い出しました。
ハクサンシャジン
オオヤマソバ
コマクサ
ミヤマダイコンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
ウメバチソウ
横岳到着!
焼森到着!
八合目を目指し降りて行きます
イワブクロ
再び雨足が強くなって来た…
横岳から後は八合目まで下りということで、心の中では安心していましたが、落差が激しい箇所や半分藪になっている箇所、ほとんど川になっている箇所が続き、決して楽な道のりでは有りませんでした…
反面、山小屋に無事たどり着いた際は、これまでに無い達成感につつまれましたが!
意外に過酷な下山路
矢印が指している先は…
ほぼ川のような状態に…
ほぼ藪漕ぎ
ようやく、ようやく降りて来ました!
ほっとする山小屋の内部
1日を通して気温は大体20℃前後、湿度は98%。
雨だったこともあるのでしょうが、初心者や高所恐怖症の方にとってはそんなに楽なコースだとは思えません。
しかし場所によって様々な表情を見せてくれる、何度でも訪れたい素敵な山だと感じました。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。